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社長の声

令和4年度下期にあたって「3年間の環境における変化」

2022-10-03
新型コロナウイルスの影響で弊社業界においても、様々な変化が起こりました。昨年度の社内報10月号ではIT関連ワードを取り上げさせていただきましたが、今回は個人単位での生活意識や行動の変化について、調べてみました。
生活意識や行動の変化について、内閣府において調査報告されたデータがありましたので左記にまとめています。3年間のうちに5回の調査報告が行われました。
左記パーセンテージの各事柄での変化を見ていこうと思います。

1.テレワーク実施率
第1回時点では緊急事態宣言等初の試みで、リモートワークや自宅待機に伴い、仕事以外のこと(家族・趣味・つながり)への重要性を意識するようになりました。しかしながら、企業側の設備や自宅設備の関係が整っていないこともあり生活への満足度は低下傾向にありました。環境が変わったことによる色んなことへのチャレンジ意欲が向上したことも見て取れます。
第2回時点では、職場のテレワーク環境改善率は50%以上の企業が改善しているものの、メリット・デメリットが浮き彫りになり、テレワーク継続に対しての意見が約半々となりました。
第3回時点では、コロナ禍から1年が経過し、企業側の設備や自宅設備の改善が浸透してきました。結果、出勤中心だがテレワークを併用するといった新しい形の勤務形態が増加し、全体的に実施率が増加しました。また、自分の都合の良い時間に働きたいと非正規希望社員が増加しました。
第4回時点では、第3回では減少していた教育関係でのオンライン授業も浸透して全体的に併用型が増えてきました。
第5回時点では、併用型にはなったものの依然デメリットとして挙げられていたコミュニケーション関係に問題が生じ、微減状態となっております。

2.地方への興味
興味の理由としては、人口密度が低く自然豊かな環境に魅力を感じたことが主な理由となっており、地方でも同様に働けると感じたことが主な要因となっております。テレビでも地域移住の情報があり、興味を持つ人が増え続けています。

3.オンライン教育
環境面が当時整ってなかったこともありますが、友人などの社会的な交友が取れないなどの学生側の不満もあり、一進一退の状況が続いています。また、親としてはオンラインでの希望は38・3%(併用含む)と対面授業を希望しているご家庭の方が多く、判断が難しい状況下のようです。

4.子育てを含む家族時間
基本的にテレワークの実施率に左右はされています(第5回に関してはデータだけでは理由不明確)。しかし、家族と過ごす時間を保ちたいと答える方は年々増加し、第1回時点では81・9%でしたが、第5回時点では90・7%という9割越えの数値となっています。男女問わず家事・育児時間は増加したと感じる方は約35%おられるようです。

5.生活満足度
感染症拡大前は5・7点でした。拡大の始まり時点では大幅な減少を見せておりましたが、第5回時点では環境に慣れてきたこともあり感染拡大前とほぼ同じ点数まで回復傾向にもあります。

こうしてコロナ禍になった3年間の状態を見てみると、まだまだ試行錯誤段階なのだと個人的には感じました。コロナ疲れを感じている人が約70%いるというデータもありますが、労働環境・時間の見直しになったという良い部分もあります。
Withコロナの状況は続いていきますので、少しでも我々の業界がより良い変化を提供できるように共に試行錯誤していきたいと思います。上記の表はデータをまとめたものですので、詳細が知りたい方については左記サイトを参照ください。

【参考URL:内閣府ホームページ】
https://www5.cao.go.jp/keizai2/wellbeing/covid/
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