DX戦略推進
1.経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定
大和電設工業株式会社は、この度、経済産業省が定める「DX認定事業者」としての認定を取得いたしました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)認定制度とは、経済産業省が「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経営者が率先してデジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョンの策定・公表を行い、「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応する企業を認定する制度です。
私たち大和電設工業株式会社は地域のICTソリューション・カンパニーとして、お客様のDX実現に向けた取り組みを推進し、質の高いサービスの提供に努めてまいります。
2.社長のコミットメント
「大和電設工業(株)はDXを促進します」
これからのデジタル社会において、今までのような人海戦術を求められることはありえません。ここ数年は、世界規模で予期せぬ事態が起きたこともあり、働き方改革は急速に成長をし続けています。5Gや機器の進歩によって、今まで以上に業務の効率化に向けたツールが増えていくことは明らかです。弊社においても様々な業務ツールを利用し、その恩恵を感じております。
通信・ICT・電気の3つを柱に顧客のニーズに応えていくためにも、弊社の業務で実際に使用しながら理解していくことで、より良いものを地域企業に提供し、お客様と共に成長し続けます。
代表取締役社長 栩谷泰輝
3.VISION
DDKは、“距離”をなくす。
DDK ELIMINATES DISTANCE
遠く離れた場所にいる人や企業を、通信・ICTネットワーク・電気でつないでいく。
技術力とまごころで、物理的にも、心理的にも、互いの距離を限りなくゼロに近づけていく。
距離をなくす会社、大和電設工業です。
5.ビジョン実現のためのDX活用方法
当社のビジョンである「人や企業を、通信・IT/ICT・電気でつないでいく」を実現するための「3つのビジネスモデル」を確立し、このビジネスモデルを実現させるために積極的にDXを活用し取り組んでまいります
- 顧客へのDX推進強化
社会の変化に対応させるための顧客のニーズ実現のためにはDX活用が求められています。私たちはDXの提案力を高め、顧客のニーズに応えられる能力を強化しDX推進に努めます。 |
- 業務効率化による顧客サービス向上
私たちの業務改善による効率化促進によりスピードアップを図り、顧客への迅速なサービス提供が行える環境を図ります。 |
- 安定して継続的なサービス提供
私たちの環境を社会の要請に対応させることで顧客への安定したサービス向上に繋げDX推進に貢献します。 |
6.DX戦略
3つのビジネスモデルを実現するためのDX戦略を策定し計画的に実施させ、顧客の「豊かさを生む」企業として地域に貢献します
(1)DX推進提案力の強化
① IT/ICT人材の育成
IT/ICT 関連資格取得の推進とIT/ICTメーカーとの支援強化
➁ IT/ICT人材の採用
新型コロナ禍でも対応できるリモート説明会やリモート面談の採用
(2)敏速なサービス提供
① リモートワーク環境の推進
顧客への利便性を向上させるためには、営業職員や技術職員が出先でも対応可能な環境の整備が必要です。 |
➁ ペーパーレス化&電子承認化
伝票や届出書など紙でのやり取りで行われている業務を電子化しリモート環境でも同じ業務が行える環境及び情報蓄積の環境を整備構築します。 |
③ 見える化(情報蓄積の推進)
様々な業務情報を蓄積し、容易に活用できる環境を整備します。 |
④ クラウドサービスの活用推進
業務の属人化を防ぎ平衡化させることを進めるためには、クラウドサービスを活用し業務の内容を簡素化させることを進めます。 |
(3)安定したサービス提供
① 働く環境の整備し、安定したサービス提供を継続させます。
➁ 業務改善への敏速対応強化のためのプログラミング要員の育成を行います。
③ 社会のDX化に対応できる能力を有し、顧客等の要請に敏速に対応します。
7.DX推進環境の変化
DXを推進させるために私たちを取巻く環境の改善に取り組んでいます
(1)DX人材育成の継続
【取組】
DX人材育成の足掛かりとして高いIT/ICT技術の取得に向けて情報通信エンジニア資格取得者を多数育成し、毎年継続して最新技術知識を取得させている
【実施】
資格取得を奨励
一般財団法人日本データ通信設備協会から多数の技術者育成を継続していることで毎年表彰を受賞
「情報通信エンジニア優良団体表彰」
(2)DX人材の職域環境の向上
【取組】
健康で豊かな生活のための時間が確保できる働き方を目指した職場環境を整備します。そのための取組みとしてリモートワーク環境の整備やDXを活用した業務効率化を推進しています
【実施】
ワーク・ライフ・バランス推進宣言を行い、京都府が進める「仕事と生活の調和が実現した社会」に向けた取り組みを実践
(3)DXソリューション能力の向上
【取組】
IT/ICTメーカーからの協力を受け、様々な技術的支援、及び機材やサービスの提供を受けています。
そのためには、当社が、地域のDX推進に貢献できる企業であることを認知して頂けることが必要と考えています
【実施】
企業としての信用度向上に向けた取り組みを行っています
・優秀施工者国土交通大臣顕彰
(13名在席)
・ソーシャル企業認証取得
8.DX推進の具体的計画
中期経営計画に於いてDX推進計画を策定し、効果的・効率的にDXを推進しています
9.DX推進体制
私たちはICTソリューションカンパニーとして、顧客へのDX推進に向け、営業職・技術職をはじめ、バックヤードの事務職を含め総合的な取組みを行う体制を維持しています。また、統合してDXを推進させるための取りまとめとして「情報システム」部門が中心となりDX化を進めています。
■ 顧客への体制
・ | 営業職・技術職ともに顧客との窓口部門とし常に最新の知識や技術の習得を行い、顧客への最適なDXを提案が行える体制を維持する |
・ | より専門的な技術を取得し具体的なDX提案が行えるためのSE職を配置する |
■ 顧客へのサービスを強化するための社内の体制
・ | IT/ICT技術を持ち、社内のIT化を進める能力を持つ部署である「情報システム」部門を設置し社内のDX化を進める |
・ | 業務の効率化(ペーパーレス・見える化など)を迅速に行えるためのシステム内製化技術者を育成し配置する |
■ 社内のDX推進を維持し評価するための体制
・ | ISO規格(品質・環境・情報セキュリティ)に沿った経営を推進しISO委員会と役員会とでPDCAを活用し、計画・実行・評価・改善を繰り返しおこなっています。 |
DX推進も、ISO委員会の活動のPDCAに組み込み、評価と改善を繰り返し実施する |
■ 外部パートナーとの協力関係を築きDXを推進する体制
・ | 社長や役員会の決定に従い営業部門・技術部門は取引のあるIT/ICTメーカーや外部団体と協力する体制を推進する |
・ | 公共機関やDX関連団体とのDX協力体制を情報システム部門が主体で強化し活動を推進する |
■ 人員確保と育成のための体制
・ | 新卒者の積極採用を行うため「魅力ある職場」作りに取り組む(2023年度にユースエール認定取得) |
・ | 計画的な人材育成を実施。講習会等の費用会社負担や就業時間内での講習受講を認める |
・ | 資格取得の奨励するために、資格取得費等用の会社負担と合格者に一時金支給及び、毎月の資格手当支給を実施 |
10.DX目標指標
DX戦略を推進することによる当社の目指す到達点
DX推進する目的は
(1) ワーク・ライフ・バランスの推進のために残業を抑制する
(2) 生産性向上で収益を向上させ安心して働ける環境を確立する
を早期に実現することを期待して取組みを進めています。
その実現のために必要な4つのビジネスモデルを定め中期経営計画に従い
2025年度末までに進める当社DX環境の目標を定めます。
(1) 業務のペーペーレス化
基幹業務(販売管理・現場管理)で使用している管理帳票が21種類存在
する(設計書類は除く)がその内10種類のペーパーレス化が進んでいます。
・ 基幹の全業務で使う帳票類 90%を電子化
(2) リモートワーク環境の整備
ペーパーレス化が進み特に懸念となっていた上位者による承認業務が
ワークフローの電子化の実現で、営業職、技術職、事務職すべての
職種でリモートワークが可能となった。
これによりリモートワーク回数も増加傾向となっている。
今後は、さらにリモートができる業務を増やします。
・ リモートワーク実施社員の割合 現25% → 35%
(3) DXに対応できる人材の育成
・ 情報通信エンジニア資格取得者数 60名
・ ICT技術者数 75名
(4) 事務職ストレスの軽減
事務職では管理業務が多く全社的に高ストレスの傾向にある
業務ルール等の見直しを含め自動化や簡素化によるストレス軽減策を進める
・ 仕事の量的負担を全社平均並みにする 10ポイント劣る→ 0~2ポイント優る
・ 仕事の質的負担を全社平均並みにする 6ポイント劣る→ 0~2ポイント優る
11.数字で見るDX推進
DX推進の状況を数字で見てみることで具体的な活動状況がわかります
ICT技術者数 |
65名 |
情報通信エンジニア資格取得者数 |
56名 |
スマートホン支給率 |
105台(85%) |
リモートワーク端末支給率 |
70台(58%) |
クラウド利用サービス数 |
6件 |
リモートワーク利用社員数 |
63人(52%) |
見える化サービス数 |
14件 |
リモート保守先件数 |
3件 |